モテ期という偶然は本当にあるのかもしれない

生まれてから二十数年彼女ができずに、このまま人生を終えるのかと思っていた矢先に仲良くしていた女の子に告白され、付き合うことに。

好きかと言われたら、特に意識しているわけではなかったが自分には勿体無いくらいの子であったのでもちろん告白を受け入れた。

人生初の彼女ということで相当浮かれ、デートの時は下見をしてみたり、彼女の喜ぶデートプランといったようなサイトを読みふけっていた。

その時の浮かれようは見るに堪えないものだったらしく、友人から少し距離を置かれるほど。

それでも、そんなこと気にならないくらいに浮かれていたし、また楽しくもあった。

しかし、そういう時に限って、いやそういう時だからこそかもしれない、他の誘惑が登場してくるわけである。
唐突にこんな自分に合コンの話が舞い降りたのだ。
話が舞い込んできたときは少し小躍りした。

合コン!

その単語は何度も聞いたことはあるが、現実に存在しているのか懐疑的になっていたくらいのものである。
一方、それを私を盛大に悩ませた。

なにしろ、自分には彼女ができたのだ!
はたして、合コンに行く必要などあるのか。

かれこれ数日悩んだが、返事が遅くなるのもまずいと考え、友人に連絡。
結論からいうと友人に上手く丸め込まれ参加することになっていた。

社会経験、人数合わせだから仕方ない。
そんなフレーズが頭の中でひたすら回っていた。
合コン自体は大成功であった。

しかも、連絡先も交換し、仲も良くなった。

ある日、またもや唐突であるのだが前のバイト先の女の子から連絡があった。
曰くご飯を食べに行こうと。

以前仲良くしていた子であり、成人したとのことでお酒を飲みに行くことにした。

今思ってもこれは軽率であった。
久しぶりの再会でテンションが上がったのか、酔いも助けたのか、朝起きたら裸でベッドの中にいた。
弁明しておくが、もちろん経験などない。

しかし、状況から言ってほぼ黒であった。
その後気まずくなった私たちは早々に解散した。

私はひどく自己嫌悪に陥ったが、これを彼女に知られてはさらに悲しませるだろう。
これは墓まで持っていくことを決めた。

それから数日後、彼女から、話がある、との連絡が。
なぜか畏まっているので疑問に思いながら喫茶店へ。
内容は別れてくれと。

私にとっては青天の霹靂にほかなく、理由を聞いた。
彼女は前の日、高校の同窓会に参加したと。

なんとそこで衝撃的な事実を耳にしたと私に教えてくれた。
言うまでもない。
合コンと、酔っ払った、あの話である。

正直、そんな馬鹿なと思ったが合コンの幹事と前のバイト先の女の子と同窓であったのだ。
あっさりと墓まで持っていく秘密は暴かれたのである。

私は何も言えずに彼女の申し出を受け入れた。
この間2週間ほどである。
以来彼女は出来ていない。