恋愛スキルのなかった私が、最終的に結婚相手に選んだのは!

今から思えば高校生の頃の私って、若さの勢いで恋愛していたなあと思う。だって、ろくに喋ったこともくて、すれ違っただけの先輩を、「好きになったかも~」なんて友達に打ち明けたりして、ほぼ直感で生きていたなあ。まあ、周りの女の子も似たような感じで、だからといって百戦錬磨ではなく、恋に恋していただけだった。

 同級生の彼氏がいるにはいたんだけど、向こうも似たようなもので、お互いスキルも足らなければ、言葉も足りない。
「今度遊びに行こうよ」
 と行って欲しいのに、部活、部活で全然構ってくれなくて、私はかなり放置されていた。
「それはもう別れるべきだね」
 なんて他人事だからこそ、簡単にいう女友達とわいわいドーナツショップでおしゃべりして、
「ああもう私、結婚したい、結婚したらこんなことで悩まなくていいもん」
 なんて愚痴なのか願望なのかわからないことしゃべったりしていた。

 結婚相手=運命の相手だなんて公式は成り立たないと思うけど、(離婚や再婚もあるもんね!)、現実の同級生とはロマンチックなことも起こらないし、衝突ばかり。案の定、その彼とは卒業前に別れた。
 彼があまりにも構ってくれないことを理由にこちらから別れを告げたら、それでやっと、向こうは私がさみしがっていたことに気がついたみたい。反省してくれていたけれど、冷めた気持ちは戻らなかった。

 反動で、そのあとまめまめしい人と付き合ったんだけど、三ヶ月を過ぎる頃から束縛がひどくなって、亭主関白というより今でいうパワハラみたいになったんで、必死で別れた。
 焼きもちとか、最初のころはうれしいけど、結局は信用されてないってことなんだなあってやっと気付いた。
「ということは、あの頃、放置していたのは私を信用していたからなのかな?」
 今ではすっかり友達になった例の同級生の男の子に聞くと、
「それもあるけど、自分が多少会えなくても平気だったから、相手も平気だと思い込んでいたね」
 という答え。
 お互い大人になったなあとしみじみしていたら、
「だから付き合わない?」
 と言われた。
「へ?」
 彼にも彼女がいたはずなので、当然私は驚いたら、彼女とは別れたとのこと。
「いろいろあって、また元鞘にもどるっていうのも、いいんじゃないかな」
 そう言われたらそんな気もして、その三年後に結婚した。高校生のころからは、予想もつかない結末で。でも、間を知らない友人からは、
「えー? 丸々君と結婚したの? もしかして高校からずっと付き合っていたの?」
 と驚かれる。まあ、そう思うよね。
 でも、あの頃から付き合っていたら、結婚はしていなかった気がする。お互いよその人と付き合ったからこそ、元の相手の良さが分かったというか。
 巡り巡って最後に彼を選んだというところが大事なんだなあと思うのです。