運命の赤い糸?いいえ結婚はタイミングと思い込み

結婚前、夫と私は同じ会社に勤めていました。ですが、会社の支店は県外にもあり、夫の存在は全く知りませんでした。

その頃の私は、会社を辞めようと思っていて、今月は絶対辞めることを言わなくては、と思っていました。

そんな時、同じ支店の社員が二人も病気で入院することが決まり、すぐに辞めるとは言い出せなくなっていました。

そして他県から、夫が三ヶ月の期間だけ応援ということで、私のいる支店に来ることになりました。

夫は私よりかなり年上です。そして、顔もタイプではないですし、誠実な人柄や仕事ぶりは尊敬していましたが、恋愛対象には全くなりません。

ところが、夫の方は一目ぼれだったとかで、とても親切にしてくれました。それに騙されたのか、尊敬できるしまあいいか、くらいの軽い気持ちでお付き合いを始めました。

後で聞いた話では、夫は男性の結婚適齢期を過ぎそうだったので、実家の両親の勧めでお見合いをしていたらしく、その上相手の方から了解をもらっていたそうです。

ですが、たまたまそんな時に私と出会たので、お見合い相手を断り、勝手に私に決めたそうです。

その頃の私は、そんな話を聞いて、あの時仕事を辞めていたら出会わなかったし、同じ支店の二人が同時期に病気にならなかったら夫は来なかった、お見合い相手と結婚話が進んでいたら、と沢山の偶然を運命と思っていました。

今なら言えます。偶然は起こります。それは運命ではありません。夫がお見合い相手ではなく、若くてかわいい私の方を選んだのは当たり前ですよね。かわいいかどうかはともかく、私もお付き合いしている彼がいたわけではなく、仕事の人間関係に疲れていたので親切にしてくれる 夫=恋 と勘違をしただけでしょう。

そして、私の両親、姉妹も始めての結婚話にうかれ、夫の両親もやっと長男が結婚する気になった、ということで喜び、結婚話はどんどん進んで行きました。

その頃の私は、勝手に運命だと思いたかったのだと思います。

結婚はタイミングだとも言われています。たまたま色々なタイミングが合っただけでしょうね。

そして、結婚だけでなく、恋愛も勝手な思い込み、それに尽きると思います。